骨盤矯正ダイエット

骨盤矯正を受ける女性

骨盤矯正ダイエットとは、ずれている骨盤を矯正して元の位置に戻すことで、脂肪の燃焼効率を高めようという方法です。

骨盤矯正ダイエットは、安全な方法です。
まず、無理な食事制限がありません。激しい運動でもないので、ストレスがたまらず、長続きできます。

日本人女性の、じつに95パーセントは、骨盤がゆがんでいると言われています。
その理由は、自覚している、していないに関わらずO脚だからです。O脚だと、立っているときは常に骨盤が外側に引っぱられるために、どうしても骨盤が開いてしまうのです。ですから日本人女性は、骨盤矯正ダイエットで痩せることが期待できるわけですね。骨盤がゆがむと、以下のような不具合が発生します。

  • 骨盤周辺の筋肉が硬直する → 骨盤周辺の血行不良
  • 内臓が下垂する(下がる) → 内臓の機能低下
  • 卵巣や子宮が圧迫を受ける → 女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量低下
  • 背骨がゆがむ → 脊椎内部を走っている自律神経の乱れ

これらが同時に発生すれば、やせにくい体質になってしまうことは容易に想像できます。

骨盤がずれているかどうかを判断する、簡単な方法があります。
たとえば正座したときに膝の位置が違う、靴擦れが常に同じ足にできる、鏡を見たときに左右で肩の高さが違うなどです。また、足先をピッタリつけて立ったときに、太ももや膝、ふくらはぎがぴったりつかずに、すき間が空いているとO脚の可能性が高くなります。前述したように、O脚だと骨盤が開いていることになります。

骨盤がずれる原因とは?

骨盤は、何もせずに勝手にずれることはありません。
かならず、その発端となる原因があります。骨盤がゆがんだり、ずれたり、開いたりする原因には以下のようなものがあります。

  • 運動不足 → 筋肉量低下
  • 偏った動作のクセ
  • ストレス
  • 出産
骨盤と大腿骨の接合部

運動不足になると当然、筋肉量が減少します。
骨盤周辺に、ある程度の筋肉がついていれば、そう簡単に骨盤がずれることはありません。つまり骨盤周辺の、深い位置にある筋肉(深層筋)がコルセットのようになって、ズレを防いでくれるわけですね。

もともと女性は男性よりも筋肉量が少ないため、ズレやすい傾向にあります。運動不足になると、さらにズレやすくなってしまうというわけです。
いったん骨盤が開くとO脚になるので、骨盤を両側から引っぱる力がかかり、ますます骨盤が開いていくという悪循環に。(左の赤い箇所は、骨盤と足の骨の接合部。O脚になると、ここが骨盤を両側に引っぱる)

そのほか、女性の骨盤がずれるキッカケとしては、動作のクセやストレス、出産といったことも考えられます。

まず、偏った動作のクセは、骨盤がゆがむ原因の1つです。
たとえば猫背、片方に重心をかけた立ち方、同じ方ばかりに足を組む、横座り(いわゆる女の子座り)などですね。そのほかヒールの高い靴や、片方ばかりにカバンを持ったり、肩にかけるということも原因になります。動作にクセができると、骨盤周辺の一方の筋肉だけが発達してしまい、そうすると使わないほうの側の筋肉が衰えてしまいます。そこから骨盤のズレやゆがみが生じやすくなります。

ストレスも、骨盤をゆがませるキッカケになります。
ストレスがかかると、交感神経が優位になるために、血管が収縮します。そうなると、骨盤周辺の筋肉がこわばってしまいます。骨盤周辺の筋肉の柔軟性が失われると、筋肉がコルセットの役割を果たさなくなります。その結果、骨盤に無理な力が直接伝わることになり、骨盤のズレの原因になるわけです。

これは、デスクワークなどで同じ姿勢を取り続けて体にストレスがかかっても、同様の結果に。
また冷え性も、血行不良から、骨盤周辺の筋肉を硬直させて柔軟性を奪います。

出産の場合は、骨盤のゆがみというより、開くキッカケになります。
子宮内部に胎児が宿ると、どうしても重みと物理的な圧迫がかかるため、骨盤が開いてしまいます。
そのうえ出産ともなると、かなりの負担がかかることが考えられます。産後に、ずっと骨盤が開いたままの状態でいると、基礎代謝が低下するため、脂肪がつきやすくなります。

骨盤のゆがみを放置していると・・・

骨盤がずれることで引き起こされる、もっとも大きな影響は、血行不良と内臓下垂です。
冒頭でも述べたように、骨盤周辺の筋肉が硬くなると、当然そのあたりの血行が悪くなります。すると、とくに骨盤周辺にある脂肪の燃焼効率が悪化することに・・・。その結果、ウエストやヒップ、さらには太ももといった部分に脂肪がつきやすくなって、下半身太りの原因になったりするわけです。

下半身の血行が悪くなると、血液が心臓に速やかに戻らなくなるので、下半身のむくみの原因にもなります。それは、やがて全身の血行不良にまでつながって、低体温や冷え性を引き起こします。そのことが、ますます「腰回りにある脂肪」の燃焼効率を悪くするという悪循環になります。

骨盤と内臓

つぎに内臓下垂についてですが、骨盤が開くと、その上に乗っていた内臓が下がってきます。なぜなら骨盤には、内臓を支えて持ち上げる役割があるからです。

出産やO脚などが原因となって、骨盤が開いて内蔵が下垂すると、子宮や卵巣、小腸、大腸、膀胱といった「下のほうにある内臓」にかなりの負担がかかることに・・・。そうなると内臓の機能が、かなり低下してしまうことになります。

これが生理痛、生理不順、不妊、月経前症候群(PMS)、便秘(下腹ぽっこり)などの要因に・・・。物理的な内臓下垂のほかに、前述したような骨盤周辺の血行不良が加われば、さらに内臓の機能が低下することになります。

とくに卵巣に物理的な負担がかかると、女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が低下してしまいます。
そうなると脂肪の燃焼量が少なくなって、太りやすい体質に。エストロゲンには脂肪の燃焼をうながす働きがあるからです。

そのほか、骨盤は全身の骨格の土台ですから、ここがズレると、その上に乗っている背骨や頚椎までズレてしまう危険もでてきます。背骨周辺の筋肉が硬直すれば、その周辺の筋肉が血行不良を起こします。
これが背中や脇腹の脂肪燃焼効率を落とし、脂肪をつきやすくします。

また背骨がズレれば、その中を通っている自律神経にも影響を与えます。その結果、自律神経失調症を招いて、全身の脂肪が燃焼しづらくなったり食欲を抑制できなくなることに・・・。頚椎がズレれば、肩こりや頭痛を引き起こすことになります。それはストレスを蓄積し、イライラや異常な食欲につながりかねません。


このページの先頭へ