薬指の爪もみはダイエットに有効

爪もみ健康法って聞いたことあるでしょうか?
爪の両端をもむと、自律神経が整って健康を増進できるという簡単な健康法です。

爪もみの位置

手の指の場合10本ありますから、全部で10箇所を指圧することになります。時間のある人は足の爪をもめば、下半身の血流が促進されます。
下半身太りや、足のむくみの解消に効果的。

指圧のさいは、反対の手の人差し指(あるいは中指)と親指の2本を使って、指の先端で挟むように指圧します。爪の両脇といっても側面ではなく、”爪の根元の角”を押すことがポイント。

この点を、よく間違えている人が多いので、注意が必要です。「爪もみ」という名前から想像して、爪の両脇を押すものと勘違いしているのでしょう。爪自体は押さないで、根元の角を押すのが正解です。

押す強さは、ちょっと痛いけれど気持ちがいいという程度。
あまりにギューッと強く押すと、逆効果になるので気をつけましょう。1箇所につき10秒程度で十分です。10本全部もむと100秒、つまり1分40秒で終了することになりますね。1日2~3回指圧すれば十分だと思います。

爪もみ療法を習慣にすると、自律神経の乱れが調整されます。
そうするとストレスを解消できるので、コルチゾールの分泌が抑えられます。またストレスがあると、ドーパミンが摂食中枢を刺激するので、異常な食欲がわいてくることがあります。この場合も、爪もみ療法によって食欲の抑制を期待できます。

ところで表題にあるように、どうして薬指の爪もみがダイエットに役立つのでしょうか?
その前に、まずは基本となる自律神経について確認したいと思います。

自律神経には2種類ある

自律神経とは、意識しなくても「自分で律して」、体の恒常性を保ってくれる神経のことです。
それに対して、知覚神経とか運動神経というものがあります。
知覚神経とは、ものを見たり聞いたり、嗅いだり味わったりという情報を、「脳へ」送るための神経。
運動神経は脳で判断したことを、「筋肉へ」伝えるための神経になります。

このように知覚神経と運動神経は、どちらかというと意識が関わっています。
見たくなければ目を閉じていればいいし、動きたくなければ、じっとしていればいいわけです。

それにたいして自律神経は、体温調節やホルモン分泌のコントロール、血管の収縮・拡張など、意識でコントロールできない部分を担当しています。呼吸や心臓の拍動も自律神経の働き。つまり人間が意識しようがしまいが、たとえ寝ているときでも、陰で地道に働いてくれている「縁の下の力持ち」といえます。

こういった働きを持つ自律神経ですが、交感神経と副交感神経の2種類があります。
交感神経は、闘争や緊張を担当する神経。仕事に打ち込んでいるときとか、スポーツで対戦しているようなときに優位になります。

いっぽう副交感神経は、リラックスや睡眠を司る神経。
ゆったりくつろいでいるときや、寝ているときに優位になります。このように自律神経は、生活のシチュエーションごとに切り替わり、体内の環境を一定の状態にコントロールしています。

薬指の爪もみは、交感神経を優位にする

薬指の以外の指をもむと、副交感神経が優位になります。
言い換えると、薬指をもむと交感神経が優位になるわけですね。交感神経は緊張している時や非常時に活発になり、血圧や血糖値を上げる働きがあります。一時的にこのような状態になるならいいのですが、長期間つづくと体を壊しかねません。

薬指の爪もみは安全

そのため従来の爪もみ健康法では、薬指を除いた8本の指だけを指圧するように指導されていました。
こうすることによって、副交感神経を優位にできるためストレスが軽減され、その結果、体の不調が解消されていくといわれています。

ところが最近は、「薬指の爪もみも、していいことになった」のは、ご存じでしょうか?ここをもんでも、とくに危険はないと分かったからです。

それどころか薬指の爪もみをすると、適度に交感神経が優位になって、消費カロリーがアップするというダイエット効果を期待できます。交感神経が優位になると、神経の末端からアドレナリンとノルアドレナリンが分泌されます。そうすると脂肪分解酵素のリパーゼが活性化されて、体脂肪に蓄積されている中性脂肪を、どんどん分解してくれるのです。

同じような現象は、効果的な有酸素運動のページでも解説しているように、有酸素運動を開始してから20分後、あるいは筋トレの直後にも現れます。または、緑茶やコーヒーなどに含まれているカフェインを摂取しても、同様の現象が現れます。ただし、どちらかというと一時的な現象で、運動をしないと、また元の脂肪細胞に逆戻りしてしまいます。

しかし薬指の爪もみをして、交感神経を優位にした場合は、脂肪の分解とともに燃焼も行われます。
その結果、体脂肪がどんどん減少していくことになるわけです。その意味では薬指の爪もみは、ヒスタミンレプチンと似ているかもしれませんね。

ただし、ダイエットで痩せるためには、10本の指を全部もむことをオススメします。
薬指以外の8本を指圧すれば、過剰なストレスが解消されます。すると、筋肉の分解や食欲が抑えられます。さらに薬指の爪もみを行えば、交感神経を「適度に」緊張させられるので、カロリー消費量がアップ!痩せやすい体質になります。注意点としては寝る前には、薬指をもんではいけないということ。目が冴えて寝れなくなる可能性があります。この点だけは注意しましょう。

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