Q. 仕事で、どうしても睡眠不足になってしまうのですが・・・

A. こちらで解説しているように、睡眠はダイエットで痩せるためには、絶対不可欠の要素です。
睡眠には、深さ長さの両方が必要です。

深い眠りは、成長ホルモンの分泌量を増やします。
成長ホルモンは、寝初めの3時間のノンレム睡眠時に、脳から分泌されます。骨や筋肉を作ったり、肌を修復したり、あなたの脂肪を分解・燃焼してくれる作用があるのです。ですからダイエットで痩せるためには、できるだけ眠りを深くして、成長ホルモンをたくさん出したほうが有利になるわけですね。

眠りには、ある程度の長さも必要です。
睡眠というものは、ある程度の長さ(普通の人で6時間以上)を取らなければ、レム睡眠を確保できないからです。前述したノンレム睡眠は、深い眠りであり、寝初めの3時間がとくに重要です。いっぽう浅いレム睡眠は、十分な睡眠時間を取らないと、確保できない性質をもっています。

レム睡眠を簡単に言えば、夢を見ているときの眠りです。
このときは大脳が起きており、活発に活動して、記憶の整理を行なっているといわれています。脳のメンテナンスですね。ということは、「精神的なメンテナンスを行なっている」と言い換えることもできるわけです。
実際、レム睡眠が不足すると、精神的なストレスが解消できずに、うつ状態になるといわれています。いつもは元気だったビジネスマンが、不眠不休で働き続けた結果、うつから自殺してしまった事例もあります。

ダイエットにおいては慢性的なストレスがかかると、筋肉が分解されてしまいます。
そうなると基礎代謝が下がるため、太りやすい体質になることに。睡眠時間が短いと、異常な食欲が出てきて、食べすぎてしまう弊害もあります。ですから十分な長さの睡眠時間は、ぜひとも必要になってくるのです。


前置きが長くなりましたが、深い睡眠と十分な睡眠時間は、このようにダイエットと密接に関わっています。
でも仕事の関係で、どうしても朝が早いという人もいるでしょう。また仕事で強いストレスがかかって、なかなか眠れないとか、眠りが浅くて困っているという人もいるかもしれません。

仕事で夜遅くまで働いて、翌朝も早ければ、睡眠時間が短くなるのは、ある意味仕方のないことです。
そのための解決法は二つです。一つは睡眠の質をアップさせ、短時間でも大丈夫な体質にすること。もう一つは昼寝や仮眠を取り入れて、脳をできるだけ休ませることです。

睡眠の質をアップさせる方法は、冒頭のリンク先で説明しています。注意点としては、アルコールを飲むと眠りが浅くなるということ。それよりは、グリシンというアミノ酸がいいかもしれません。「グリナ」という商品名で、味の素から出ています。グリシンを寝る前に飲めば、眠りを深くして成長ホルモンの分泌量を増やすことができます。そのほか、アルギニンなどのアミノ酸サプリメントを、寝る前に飲んでもよいでしょう。

仮眠は非常に有効です。たとえば電車通勤の人なら、電車の中で寝るわけですね。
手すりにつかまって目を閉じているだけでも、脳は休まります。そのほか昼はできるだけスペースを見つけて、寝ることをオススメします。昼寝を15分程度している人は、痴呆症になりづらいともいわれています。

ただし居眠りは午後3時までにしておきましょう。そうしないと、夜の睡眠の前倒しになってしまい、夜に寝れなくなるからです。有酸素運動では、こま切れエクササイズが有効ですが、睡眠の取り方も同様なわけですね。ナポレオンは睡眠時間が3時間でしたが、じつは仮眠の取り方が、非常にうまかったとも言われています。以上を参考にして、十分な長さと深さの眠りを取り、ダイエットを有利に進めていきましょう。

工夫次第で眠りを深くしたり、不足分を補うことは十分に可能

このページの先頭へ