CoQ10 (コエンザイムQ10)とは?

CoQ10(コエンザイムQ10)の「コエンザイム」とは、補酵素という意味。
エネルギー産生のさいに働く酵素を助ける。もともとは、糖尿病や心疾患の治療に使われていた医薬品だったが、2001年に食品の仲間になった。

CoQ10(コーキューテン)は、細胞にあるエネルギー生産工場であるミトコンドリア内に存在する。
ATP(アデノシン三リン酸)の産生を促進する働きがある。ATPはエネルギーの通貨のようなもので、これがあるために人は活動することができる。
細胞内にCoQ10が多いと、血液中のぶどう糖を効率よく利用できるようになり、すみやかに血糖値が下がっていく(そのため、以前は糖尿病の治療薬として使われていたことは、前述の通り)。

もしもCoQ10の量が少ないと、ぶどう糖を効率よく利用できないため、脳にうまくエネルギーが行かなくなる。その結果、すぐに空腹を感じて食べ過ぎたり、疲れやすくなる。そのうえ、行き場を失ったぶどう糖は、脂肪細胞へと蓄えられやすくもなる。糖質の代謝に不可欠という意味では、CoQ10は、ミネラルのクロムやビタミンB1と似ている。

CoQ10は体内で合成されるが、20歳ごろから、加齢とともに体内産生量は減少する。
とくに40歳を過ぎると、急激に減っていく。そのため積極的に摂取しなければ、体内でのブドウ糖代謝が鈍ってくる。そのぶん脂肪に蓄積されやすくなる。20歳以降の人は、食材やダイエットサプリメントなどから、意識的に補給したほうがよい。(ただし青魚などの食材には、微量しか含まれていない)

CoQ10は心臓に多く存在するので、不足してくると心臓の働きが衰えて、血流量が少なくなる可能性がある。それが体温を下げて冷え症をもたらし、基礎代謝の低下によって肥満へとつながる危険が。青魚には、心筋を強めるタウリンが含まれているとともに、CoQ10も含まれている。成長期以降は、さんまやいわし、さば、あじなどの青魚を、積極的に摂取することが賢明。

CoQ10は、活性酸素の攻撃から身を守る「抗酸化物質」でもある。
CoQ10自身が抗酸化力を発揮するのみならず、同じ抗酸化物質であるビタミンEを補佐する役割も果たす。ビタミンEは自身が酸化されて犠牲になることによって、活性酸素の害を防いでいる。しかし、そのままの状態だと、かえって過酸化脂質を増やすことに。

そこでCoQ10がビタミンEを還元して、元の安定したビタミンEの状態に戻してくれる。
つまりアーモンドなどから、いくらビタミンEを多く摂取しても、CoQ10が少ないと、かえって活性酸素の被害を広げてしまう危険があるということ。

総合的に見るとCoQ10は、老化を抑制するアンチエイジングの成分といえる。
CoQ10は脂溶性の物質なので、脂肪を含む食事と一緒に摂取すると、吸収率が高まる。

■ 成分を含む食材 : 青魚、肉類(牛肉、豚肉など)、大豆、ほうれん草

ワンポイントアドバイス
CoQ10は、ビタミンB群(とくにビタミンB1、B2)や、クロム、亜鉛、セレン、カルシウムなどのミネラルと一緒に摂取すると、より効果的。もともとCoQ10は、ビタミンの仲間だったほどで、ビタミンQとも呼ばれています。CoQ10だけを摂取するのではなく、ビタミンとミネラルすべてをバランスよく摂取することがポイント。

アルファリポ酸L-カルニチンも、ブドウ糖の代謝に関わっているので、同時に摂取すると、よりいっそう効果的。小林製薬から手頃な値段で、この3成分入りのサプリメントが販売されていますね。

このページの先頭へ