筋トレはダイエットの土台

筋トレはダイエットの防波堤

筋トレはダイエットで痩せるときに、絶対に欠かすことの出来ない要素です。言ってみれば筋トレは、ダイエットにとっての土台であり、防波堤。

筋肉という防波堤がなければ、食事制限やストレスといった「波」にさらわれがちになります。高い防波堤であるほど水害の心配が少ないように、筋肉量が多いほど、リバウンドもなく安全に痩せていくことができます。

ただし筋肉は、いったん付ければ終わりではなく、”鍛え続ける”必要があります。筋トレをやめてしまえば、それまでどんなに頑張っていても、筋肉はどんどん衰えてしまうからです。大事なことは筋力トレーニングの「習慣」です。

筋トレをダイエットに取り入れれば、リバウンドする危険がグンと減ります。筋肉を鍛えていれば、基礎代謝量を高く保つことができるからです。
それによって、たとえドカ食いをしても、脂肪の蓄積を最小限に抑えることができます。

有酸素運動は筋肉をつける運動ではないので、それだけでは防波堤の役割を果たしません。
一生懸命にウォーキングをしていても、筋肉量が少なければ、かえって下半身太りになったり、お腹がぽっこりしてくることがよくあります。有酸素運動の努力を無駄にしないためにも、まずは筋力トレーニングが必要になるわけです。

筋トレがダイエットに役立つ4つの理由

なぜ筋トレは、ダイエットに不可欠の要素なのでしょうか?
それは、筋力を鍛えるトレーニングをしているときや、いったん付いた筋肉には、以下の4つのメリットがあるからです。

  • 基礎代謝量がアップする (運動時以外)
  • 脂肪の燃焼工場の役割を果たす (有酸素運動のとき)
  • 成長ホルモンが分泌される (筋トレの直後)
  • 脂肪が分解される (筋トレの直後)

筋トレを続けると当然、筋肉量が増えます。そうなると黙っていても、消費されるカロリーが増大します。
これは筋肉が増えると、基礎代謝が増大するからです。筋肉は運動中だけではなく、じっとしていたり寝ているときでも熱を発生し、カロリーを消費しつづけています。

基礎代謝は全消費カロリーの7割を占めます。いっぽう運動中のカロリーは、たったの2割。
この割合を見れば、基礎代謝量を高めたほうが、運動中のカロリーを増やそうとするよりも、消費カロリーを簡単にアップできることが分かります。筋肉が増えると、この(じっとしていても消費される)基礎代謝量が増えるのです。

とくに年配になるほど、筋肉量は年々減少していきます。それにつれて基礎代謝量も低下するため、いままでと同じ食事量でも脂肪がつきやすくなります。しかし、筋トレをダイエットに取り入れれば、年齢に左右されずに基礎代謝量を上げていくことが可能になります。

筋肉は脂肪の燃焼工場

筋トレはダイエットにとって、カロリー消費の増大に役立ちますが、それだけではありません。
じつは筋肉は、脂肪を燃焼するための工場の役割も果たしています。

脂肪を燃焼する運動というと、有酸素運動が思い浮かびますよね?
有酸素運動をすると、徐々に体温が上昇し、交感神経が活発になってきます。すると20分経ったころには、全身の脂肪細胞が徐々に溶け出して、血液中を流れるようになります。

燃え盛る焚き火

このように脂肪の分解作業までは、有酸素運動だけでも可能ですが、問題はそのあとです。
脂肪を減らすためには、血液中に流れている脂肪酸を燃焼しなければなりません。それには脂肪を燃焼させる場所が必要です。それが筋肉というわけです。

より詳しくいうと、筋肉細胞にあるミトコンドリアに脂肪酸が運ばれて、酸素と反応することで、ようやく脂肪は燃焼できます。

有酸素運動  →  脂肪酸が血液中に流れる  →  筋肉細胞内で燃焼

ですから筋肉量が少ない人は、いくら有酸素運動によって脂肪を分解して血液中に流しても、”それを燃やす場所が少ない”わけです。そうなると、行き場を失った脂肪酸は、仕方なく、また元の脂肪細胞に戻ってしまうことに・・・。

つまり筋肉量の少ない人が有酸素運動を長時間行なっても、疲れとストレスがたまるだけで、いっこうに脂肪が減っていかず、「運動損」になってしまいかねません。(ただし、筋肉量の少ない人でも、短時間の有酸素運動なら気分転換にもなるのでオススメです)

有酸素運動によって分解された脂肪酸は、しょせんは筋肉細胞のなかで燃えるしかありません。
そこで脂肪の燃焼が目的のダイエット運動では、まずはじめに筋肉を付けることが大切になるわけです。

筋トレは成長ホルモンを分泌させる

筋トレがダイエットの土台になるのは、成長ホルモンを分泌させるからでもあります。

筋肉を鍛えるということは、ミクロの眼で観察すれば、筋繊維を細かく断裂して損傷させているということ。
これを修復する過程で、以前よりも太く丈夫な筋肉になっていきます。傷んだ筋肉を修復するために、筋力トレーニングのあとには、脳から成長ホルモンがたくさん分泌されてきます。このように成長ホルモンには、文字通り「筋肉を成長させる」役割があるわけです。

成長ホルモンには、そのほかに以下のような役割があります。

  • エネルギー代謝を活発にして、脂肪を分解してくれる
  • 新陳代謝を活発にして、肌を修復してくれる (美肌づくり)
  • 免疫力を増強してくれる (病気の予防と改善)
成長ホルモンによって、肌が若返る女性

成長ホルモンが多く分泌されるほど、基礎代謝が向上して若返っていきます。じっさいに成長ホルモンは、「若返りホルモン」とも呼ばれています。成長ホルモンを注射することによって、体が何十歳も若返っていくことが知られています。でも注射を打つだけで、何百万円もかかってしまいます。

別にそんなことをしなくても、ただ筋肉を鍛えるだけで、普段の何十倍もの成長ホルモンを分泌できます。肌をキレイにして美容を求める女性なら、筋肉を鍛えないのはもったいないですよね?

成長ホルモンの脂肪分解効果も見逃せません。
筋トレのあとは筋肉を修復するために、成長ホルモンが脳からたくさん分泌されてきます。このときに、脂肪の分解も促進してくれるわけですね。

そのほか、筋トレをすると交感神経が優位になります。
このとき成長ホルモンとは、また別の経路で脂肪が分解されます。つまり筋トレをした直後は、二重の働きによって脂肪が分解されて、それが血液中に流れ出すということ。ということは、筋トレ直後の時間帯は脂肪を燃焼する絶好のチャンス。このときに有酸素運動をすれば、すぐにでも脂肪を燃焼していくことが可能になります。

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